三つ数えろ

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新しい政党のカタチを考える 日本働くひとの党 綱領(素案)

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もともと寄り合い所帯の反自民党連合でしかなかった民主党が、政策的に統制され、かつ世論に対して機動的にキャッチアップしていくためには、相当なリーダーシップが必要になるが、その才覚をもつと目されてた橋下氏率いる維新の会があの体たらくであることをみると、一国一城歴戦の国会議員を束ねる政党運営というのは本当にむつかしいものだと思う。

一方で、従来の政党については、国民政党としての存在意義からか、包括的(総花的)な主張を展開しがちであるが、国会議員の多様な価値感の収斂にコストが増すのであれば、その主張をもう少し絞った、論点を明確にした、ある種のミッション達成型の政党があってもいいと思うし、わかりやすいため国民の支持を受けられやすいのではと考える。

そこで今日は、三つ数えろ的仮想政党「日本働くひとの党」の綱領をまとめてみた。なお下書きには民主党の政策集を参考にした。

 

 

日本働くひとの党 綱領(素案)

私たちの立場

私たちの党は、国民一人ひとりが豊かで実りある人生を無難に生きるうえで、できれば避けて通りたいが、まぁ実際そうも言ってられない「働く」という営みについて真摯に向き合う党であり、働くひとすべての立場にたった党である。

私たちの党は、働くひとすべてが日々の職場のなかで「楽しく」「元気に」「自尊心をほんのすこし満たしながら」過ごすために活動する党である。そしてもし叶うならばその脈々たる営みが、この国に恵みをもたすことを願う党である。

涓滴岩を穿つの言葉の通り、私たちの党の主張すべては、このような働くひとの職場における代わり映えしない日常にのみ向けられるものとする。

私たちのキャッチフレーズ

かつて古代ギリシアにおいて労働はすべからく奴隷階級のものであった

私たちの目指すもの

働くひとの権利を守る

私たちは、働くことを避けて通れぬ麻疹のようなものと諦観し、それを受け入れる。そしてそれゆえに働くひとの権利を守る。また、一人ひとりの働くひとが、からだもこころも健康的に働けるよう必要となるありとあらゆる環境を整備していく。

 

「働く」ために経済を成長させる

私たちは「会社あってのお仕事でしょ」という基本認識をもつ党である。ゆえに労使という従来の二項対立に拘泥するのではなく、食い扶持を守るために、より楽に稼ぐために、企業を、経済を、成長させていくことに価値観をもつ。

 

政権与党の一員となる

私たちは、その主張、その目的を実現するため、責任ある野党ではなく、可能な限り政権与党に組する立場にたつことに価値観をもつ。

 

時には妥協する

私たちは、その主張、目的実現のため、政権与党の一員となるうえでは、枝葉に捉われることなく、どっちでもいい話には極力関心を持たないし、場合によっては簡単に妥協することを宣言する。また、あらゆる道は最初の一歩が大事なのだから「着手すれば50点。60点で合格ライン」じゃないかなあと思ってるし、そう思ってほしい。

 

「働くこと」以外については流れに委ねる

私たちの党の本旨である「働く」こと以外の、安全保障、天皇制、外交、教育、地方創生、資源・エネルギー等については、特段言いたいこともないため、国民世論(または、政権与党方針)の流れに身を委ねることを潔しとする。または、それぞれが自分でよく考えることにする!

 

多様性を受け入れる

私たちは働くひとの立場にたった党であるが、働かなくていいひと、働きたくないひとを否定する主張には組しない。人生いろいろ。邪魔さえしなければありだと思うよ、そういう生き方も。

 

三つ数えろ

いち、にー、さん。シー。